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ブラジルに伝わる美しい音楽を大切にする一方で、ブラジル音楽にこだわらないジャンルを超えたオリジナル曲を発表しています。
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2018.07.09 | | スポンサードリンク | - | - |
大内病院「桜フェスタ」
大内病院「桜フェスタ」/2008.3.9

 今年も、大内病院が開催するコンサートに出演させていただきました。今年で5回目となる、患者さんやスタッフの方たちとの交流は、回を重ねるごとに、NAVIOSにとっても一層感慨深いものとなってきました。
●桜色の会場
 ドラムの山ちゃんの学生時代からのお友だちがお勤めの、足立区「大内病院」では、入院・通院中の患者さん、元患者さんたちが、音楽を楽しんだり、先生やスタッフの方たちとの懇親を深めることができるようにとの企画で、年に一度、NAVIOSを呼んでくださいます。このようなイベントが始まって、今年で5回目になりますが、お招きいただくたびに、病院の方々の温かさや熱意が強く伝わってきます。



 機材の運び込みを皆さんで手伝ってくださることに感謝しながら、会場となる講堂に入ると、見事な桜の飾り付けと、舞台中央にはNAVIOSの文字と桜の花びらを縫い付けた垂れ幕が目に飛び込んできました。垂れ幕の文字も桜の模様も、見事に並べられ、近くに寄って見ても、縫い目もお見事…プロの仕事?



 客席の方に目をやると、お客さまが振って鳴らせるようにと、100個以上の手作りシェイカー(ペットボトルにお米やビーズなどを入れて音が出るようにしたもの)が置いてあり、こちらも、ていねいに桜のデコレートがされています。スタッフの方たちが飲み終わったペットボトルを洗ってためておいて、作ったそうです。会場入り口には、和風のしおりのように美しい手作りのパンフレットが積み重ねてあります。
 これら一連の桜のセット?は、女性のスタッフの方々が、それぞれを分担して、なんと、3か月も前から、準備なさったそうで、一つ一つに、さまざまな工夫が施され、すべてに、皆さんの温かい気持ちが表れていました。

●今年もゴキゲン細ジーニョ
 先生からのごあいさつやスタッフの方から患者さんへの説明などがあった後、幕が上がり、1年ぶり…山ちゃんのドラムが繰り出す波動に乗って、元気が出る山ちゃん作オリジナル曲「フィールド」でコンサートがスタートしました。
 最初の曲を歌い終えて、細ジーニョが「ここのコンサートにおじゃまするのが、1年で一番の楽しみです」と、ご挨拶します。たった一言ですが、この中に込められた細ジーニョの思いは…
・大内病院のお客さまって、反応が嬉しいな〜
・山ちゃんのドラムに包まれて歌うと気持ちいいんだよな〜
・コツさんが、音響オペレートしてくれていると、安心して気持ちよく歌えるんだよな〜
・控室のコーヒーがおいしいんだな〜
・家から近いし…



細ジーニョのゴキゲンの源:山ちゃんのドラム・コツさんのPA・おいしいコーヒーになんとケーキまで!

 「細ジーニョだけ家から近い」こと以外は、他のメンバーの気持ちも同様で、普段のライブとは違う、大きな会場ならでの醍醐味を味わうことができます。
 「家から遠い山ちゃん」は、徐々に東京でのお仕事を減らしているようで、今回は、この日のコンサートのために、姫路からやって来ました。…が、山ちゃんが上京中お世話になるコツスタの主の証言によると、「山ちゃんは3日前から来ているけど、毎日朝帰りしてるよ」…なんだかお忙しそうですね?

●今年も嬉しい会場からのツッコミ
 芝理絵が「ムーンリバー」をボサノヴァのアレンジで歌い終えると、「ヘップバーン!」と声がかかりました。「芝理絵はオードリーヘップバーンに似ていたっけ?」と狐につままれたような顔をした細ジーニョは、少し考えて、「そう言えば、この曲はヘップバーン主演の映画の主題歌でしたよね?なんでしたっけ?えーっと…」と言うとすかさず「ティファニーで朝食を」と答えてくださいました。色々な曲を良くご存知で…昨年も、ビリージョエルの曲やNAVIOSのオリジナル曲をリクエストしてくださった嬉しいお客さまを、客席最前列に発見。
 その後も、細ジーニョのおしゃべりに、不思議なくらい絶妙のタイミングで、応えてくださるので、細ジーニョは、思わずステージ上から、二人だけの会話をしそうになっていましたが、今年も、会場からうんと盛り上げてくださいました。
 後で、スタッフの方から聞いたところによると、このお客さまは、遠方に住んでいるにもかかわらず、毎年、このコンサートを楽しみにして、半日がかりで来てくださるとのことで、大変ありがたく、なくてはならない存在となっています。

●桜の気持ちにお返しを
 今年のコンサートが「桜のイメージ」で準備されていることは伺っていたのですが、ここまで、手を尽くして飾り付けられた会場にびっくりした細ジーニョは「桜が溢れていて、すばらしいですね〜。この桜に、お返しの気持ちを込めて、昨年大ヒットした「桜」という曲をお届けしようと思います。皆さんも良くご存知の曲と思いますので、お手元にある歌詞を見ながら、一緒に歌いましょう」



 リハーサルで伊藤が楽譜を渡しながら山ちゃんに「桜」という曲知っているか尋ねると、「紅白に出ていたら、その時に聴いたかも」という不思議な答え。バンドで一番若い山ちゃんが知らないなんて…お客さまは皆さんは知っているのだろうか?という、心をよぎった一抹の不安は、演奏を始めてすぐに解消されました。さすが、CDの売上No.1というこの曲は、皆さん良くご存知で、スタッフの方たちも、一緒に声を合わせてくださっています。
 繰り返しの部分で細ジーニョが歌うのを止めると、皆さんの合唱が桜色の会場に響き渡り、スタッフのみなさんの心のこもった桜が客席を包み込んだように見え、そして再び細ジーニョの歌が加わり、芝理絵のコーラスと共に盛り上がると、ステージの桜も輝いて感じられ、感動的でした。細ジーニョの桜のお返し作戦は大成功!



●今年も細ジーニョが消えた
 ラテンのリズムが始まると、通路へ出て踊ってくださるお客さまがいらっしゃるのですが、今年は前へ前へと出て、ステージ間近で踊っていらっしゃるので、随分積極的になられたと思っていたら、それはまた別のお客さまで、いつも踊るのを楽しみにしていらっしゃる方は、足をけがしてしまって残念そうに椅子に座っていらしたそうです。お大事になさって、来年また呼んでいただけた時には、思いきり踊っていただきたいです。
 ラテンのリズムに敏感に反応して踊ってくださるピンチヒッターの方がいらしたり、細ジーニョの指導でシェーカーと手拍子の練習をして、全員参加で1曲楽しんだりで、ノリノリ気分が出来上がったところで、サンバ・カーニバルのメドレーに突入。バツカーダ(打楽器だけの演奏)が始まるとすぐに、細ジーニョは会場へ降りて、ムカデのような列を作り始めています。


細ジーニョはこんなところにいた

 芝理絵が「私も降りて行って踊りたい〜」って、それじゃあ、歌う人がいなくなっちゃうので、会場をうねうね回る列を、恨めしそうに見ながら、次々に行進曲を歌っていきます。テンポはどんどん上がって、お客さまの跳ねかたもどんどん忙しくなって、最高潮に達したところで演奏が終わり、みなさんで大拍手。
 …と、終わろうとしたところ、お客さまの波の中に消えていた細ジーニョがステージに上がってきて、「あの〜、アンコールいただけば〜」と言いながら、アンコール拍手を自分から誘導します。徐々に、皆さんの拍手が揃ったところで「あ、そうですか〜?しょうがないなあ〜、もう1曲やりますね〜、マシュケナーダ!」という図々しい掛け声で、もう1曲。お客さまも再び、立ち上がって踊り、スタッフの方たちも一緒に歌ってくださり、大いに盛り上がって、コンサートを終了しました。


All Photos by コツさん 今年は音響技師兼カメラマンになってくださいました
 
●大内病院の取組み
 こちらの病院は、精神保健医療における、患者さんの自立と社会参加促進のためにできる役割を地域生活支援と捉えて、取り組んでいらっしゃいます。退院後の患者さんや、また患者さんを抱える家族の方たちは、さまざまな不安を抱えていることが多いので、こうした交流の場での情報交換してほしい。そのためには、音楽を楽しむことを多くの人と共有することで、病院を身近に感じてもらい、困った時に話し合える友人や場所を見つけたり、生き生きと暮らしていくことへのきっかけになるのでは…とのお考えで、コンサートを企画なさっています。
 昨年おじゃました時にも、書きましたが、確かに、私たちメンバーも、実際に患者さんたちと触れ合わなければ、解らなかったことがたくさんあります。患者さんたちの様子を注意深く観察し、笑ったり、手拍子したりすることに心から喜んでいらっしゃる先生方、スタッフの方々の姿を見て、改めて音楽の持つ力に驚くと同時に、どんな工夫をしたら、もっと楽しんでいただけるだろうかと考えるようになりました。こちらの先生やスタッフの方たちの熱意に少しでも多く応えていくことが、私たち音楽に携わる者にとって、とても幸せなことだと感じました。
 コンサート前から、さまざまな連絡を取ってくださり、当日も、色々とお世話してくださったNさん、見事な垂れ幕を長期間かけて制作してくださったHさん、閉会のごあいさつで患者さんたちをいたわりながら「NAVIOSのCDを聴くのもいいかもしれませんね」と言ってくださったN先生、そして何よりこの企画を立ち上げて、続けてくださった山ちゃんのご友人Tさん他、たくさんの方たちのお力添えで、すばらしい会となりました。ありがとうございました。
2008.03.14 | 17:07 | navios | comments(0) | trackbacks(0) |
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