NAVIOS BLOG

NAVIOSはブラジル音楽が好きなメンバーが集まってできたバンドです。
ブラジルに伝わる美しい音楽を大切にする一方で、ブラジル音楽にこだわらないジャンルを超えたオリジナル曲を発表しています。
ぜひNAVIOS独特の音楽世界を楽しんでください。
<< ひな祭りライブ | main | 春を待つ北国の乙女/デコさん編 >>
-
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2018.07.09 | | スポンサードリンク | - | - |
病院deひな祭りコンサート
大内病院・ひな祭りコンサート/07.3.11
 NAVIOSは4年前から毎年、山ちゃんのお友だちが勤める病院でのクリスマスコンサートに招いていただいています。昨年末は日程の関係でクリスマスコンサートが見合わされ、代わりに今回の「ひな祭りコンサート」開催の運びとなりました。コンサートは、今までの中でも最高の盛上りをみせ、リズムに合わせて踊っているお客さまの中に飛び込んで行った細ジーニョをステージに引き戻すのに苦労するほどでした。
●スタッフのみなさまの温かさ
 日曜の朝、病院の搬入口で、1か月ぶりに会えた山ちゃん、ギャル&植物専門?カメラマンから音響技術者に変身したコツさんと合流しました。待てよ、コツさんが、PAに貼り付いているということは、本日のブログ用写真は無しね?会長さ〜ん!と今さら呼んでみても、もう遅いのでした。
 病院の講堂に入って行くと、今日は、出勤日でないと思われるスタッフの皆さんが、熱心に大きなひな祭りの段飾りや、風船を使った飾り付けの最中でした。客席には、ペットボトルにお米を入れて作った手作りシェーカーや、きれいな手作りのプログラムが用意され、いつもながら、スタッフのみなさんの創意工夫には感心させられます。
 山ちゃんのお友だちと、先週のライブに来てくださったので、お顔を覚えていたNさんにご挨拶し、音のチェックとリハーサルを済ませると、Nさんから「リハーサルの音を聴いただけで、なんだか涙が出てきちゃいました」との嬉しいお言葉。天井が高く広い場所、大がかりな音響装置、ドラムセット‥と、ライブハウスでの環境とは違った迫力に、感動していただけたのだと思います。

●迷子になりっ放しでいい?
 リハーサルの後は、控室で待機です。毎年、おじゃましていても、広い院内は、迷路のように思われ、いちいち、誘導してもらわなければ、ステージと控室の行き来ができません。メンバーより、ひと足先に音響のスタンバイをするコツさんとの時間差誘導にも、Nさんはにこやかに2往復ずつしてくださいます。
 芝理絵の今日のひとことは「あ〜、このまま、迷子になって、どこかの病室で1週間くらい、お世話になりたい!」でした。普段、仕事に追われて、なかなか休みが取れない人間にとっては、旅行に行って却って疲れるより、何も心配せず、安心感に包まれて泊れてゆったりした時間が過ごせる場所があったらいいのに!‥という心境なのです。
 控室に案内されて入ると、細ジーニョの嬉しい叫び声!お弁当のそばに、コーヒーポットを発見したようです。メンバーの中でも特にコーヒー好きなのが、細ジーニョと芝理絵。温かいコーヒーを好きなだけ注げる幸せに、ボーカル二人のテンションが上がってまいりました。

●足立区のビリージョエル
 コンサートも4回目となると、毎年楽しみにしてくださるお客さまから、ステージに声をかけていただけるようになります。最初の1曲が終わった時に、掛け声があった方へ目をやると、私たちのCDを全部持っていて、オリジナル曲をリクエストしてくださる、ありがた〜いお客さまを発見。細ジーニョも嬉しくなって「また、お会いできましたね!」
 山ちゃんのドラムがある時にこそ‥の曲、オリジナルの「ウィンズ」「フィールド」、チックコリアの「スペイン」は、メンバーにとっても、ドラムに支えられるサウンド、音量幅を大きく持てる環境が久しぶりで、ライブハウスとは違った種類のエネルギーを発散できる、迫力あるステージになりました。
 声をかけて下さるお客さまが大好きな「テレーザ」の後は、こういう場でなければ歌わない日本語の曲‥エグザイルの大ヒット曲。やはり、みなさんご存知のようで、とても喜んでいただけました。どんなジャンルの曲もやりまっせ!状態に入ったナビオスとしては、ここらでもう一つ‥。
 細ジーニョは、昨年は「足立区のアル・ジャロウ」だったので、今年は「足立区のビリー・ジョエル」になると言い出しました。生まれも育ちも、この病院のある足立区である細ジーニョは、小・中・高と地元の出身校を並べ立て、お客さまに「あ〜、知ってる」の反応をいただいてゴキゲン。でも、ビリージョエルの曲をやるなんて聞いてないよ状態のメンバーは大急ぎで、「Just The Way You Are」?「Honesty」?‥と楽譜を捜索します。
 細ジーニョが、「え〜、それでは、1曲だけ、足立区のビリー・ジョエルになります」と言った途端、客席から「ストレンジャー!」と掛け声がかかりました。細ジーニョは思わず「おしいっ!今日は、その次に入っている曲をやらせていただきます」。というわけで「Just The Way You Are」を急きょ演奏し、ハプニングともども楽しんでいただくことができました。あらかじめ頼んでおいても、ここまでは望めないという絶妙のツッコミには、私たちも驚き、このお客さまには、今回のコンサートの演出効果大賞?をお渡ししたいくらいでした。

●お客さまが参加してくださるコンサート
 1部と2部の間の休憩時間はたっぷり目の時間がとられていて、私たちは控室で待機。会場では、通院なさってる患者さんや、退院した患者さんたちが、久しぶりの再開を楽しむ歓談会が開かれてました。今は、まったく治療が必要ない方も、別の病院で治療を受けている方も、ドクターやスタッフの皆さんに会って、近況を報告しあえる機会があるなんて‥この病院の皆さんのすばらしいご配慮に、感服しました。
 歓談のひとときを楽しんだ皆さんは、1部の時より、さらに元気になり、ノリがよくなっていると感じた細ジーニョは、予定にはなかったにわかパーカッション教室を始めました。シェーカーの振り方とタイミングを説明しながら、ジョビンのボサノヴァメドレーに入って行きます。さらには、サンバの名曲「トリステーザ」のコーラス部分を使って発声練習。マイクをはずした講堂には、だんだん大きな声が出るようになってきたお客さまのコーラスが響きます。
 最後は、マルシャ。マルシャとは、マーチと同じ意味の言葉で「行進曲」です。バツカーダ(打楽器だけの演奏)から始まり、サンバカーニバルで演奏されるポピュラーな曲をメドレーで次々に演奏していきます。
 あ、細ジーニョが消えた。客席へ降りて行った細ジーニョは、お客さまの肩に両手をかけて、後ろにも同じように続くように誘導しています。みるみるうちに、ムカデ競争のようにも見える行進は、長くなって行き、会場内をうねうねと回り出しました。お客さまは、ピョンピョンと行進しながら、歓声を上げています。
 マルシャは終盤、どんどんスピードを上げていきます。細じー、そろそろ帰って来いよ〜!とリーダーの松田が合図を送ります。足がもつれる程テンポアップした曲を終えて、コンサート終了です。みなさんと楽しい時間を過ごせたことに感謝し、ごあいさつすると、嬉しいアンコールの拍手が沸き起こりました。こらっ、細じー、お客さまの拍手を指揮したらあかん。
 マシュケナダを演奏始めると、もう誘導がなくとも、自然に行進の列ができて、伸びて行きます。途中にバツカーダを入れ、再びテンポアップ。お客さまもメンバーも良い汗を流しながら、お互いに拍手し合い、大きな花束をいただいて、コンサートの幕を閉じました。

●一番嬉しかったひとこと
 控室に戻った私たちに、Nさんが「良いコンサートでした。ありがとうございました」と言ってくださり、その後に、「びっくりしたことがあるんですよ。‥とても、ひきこもりがひどいというか、私たちがかける言葉にまったく反応を示さない患者さんが、音楽に合わせて手拍子していたんです。『ドクター!○○さんが、手拍子してます!』『あ〜!ほんとだ!』って、みんなで驚いて喜んでいたんです」
 こちらの大内病院は、精神科の病院です。毎年、こちらで演奏させていただいていて、みなさんのごようすを見たり、お話しさせていただいている限りでは、どこか具合悪いようすは、まったく分かりません。私の周りにも、うつ病に悩む人がたくさんいますが、自分から打ち明けてくれなければ、気付かない人がほとんどです。身近な人から、どんなに辛い思いをしているかを実際に聞く機会がなければ、自分も「うつ病は気の持ちようだけで治るんじゃないか」などという間違った認識を続けていただろうと、怖くなります。
 こちらの病院の先生やスタッフの方たちの温かさは、病気の原因を究明し、それに対応する治療法に取組みながらも、治療方法だけでは解決できない部分、人と人とのふれあい等の面からのアプローチも大切にすることで、相互的な効果を考えていらっしゃることではないかと素人ながらに想像し、感銘を受けました。
 病気の種類、病気の有無にかかわらず、音楽を媒介として何かが伝わったり、ちょっとしたふれあいで何かが変わったり‥そんなことが、とても大切に思えた1日でした。ありがとうございました。
2007.03.16 | 14:38 | navios | comments(2) | trackbacks(0) |
-
スポンサーサイト
2018.07.09 | 14:38 | スポンサードリンク | - | - |
大内病院のスタッフの皆様には感謝感謝です。早くも4度目となったコンサートですが回を重ねる毎にいつしかその日を楽しみに待ち望むイベントとなりました。音楽が言葉や理屈を超越した存在であることを実感として教えていただいたことは今までの音楽観に変化をもたらしてくれるとともに、その音楽をNAVIOSという媒体でアウトプットし、日常の煩わしさや現実を排除した素直なリアクションとの交流の瞬間は音楽で表現できることへの幸福感を再確認させてくれます。こんな形でしか交流できないことをもどかしく思いますがこれからも皆さんに楽しかったと云っていただけるようなコンサートをしたいなと思います。スタッフの皆さんは苦労が多いと思いますが患者さんの支えとなる存在です。くれぐれも身体に気をつけてくださいね。って4度入院経験のある難病持ちが言うのは変ですが・・・。最後にどうでもいいことですが高校は足立区ではありませんYo!イトーさん!
| 足立区のB・J | 2007/03/19 2:23 AM |
すっかり日がたってしまいましたが
とてもいいコンサートでした。
いつも感じるですが、大内病院の患者さんたちって
とても素直に音に反応してくれますね。
そのお客様の反応に対応して、ナビオスのパフォーマンスも
素晴らしかったです。
病院の方たちのきめ細かいサポートといい、
毎年、心に残るコンサートです。
あっ 録音も残ってます。とてもいいです。
クリスマス用にリクエストされた曲
練習しないといけないですね。

ナビオスのみなさん 病院のみなさま 
ありがとうございました。
| 音響技術者 | 2007/04/07 12:38 AM |









http://navios.jugem.jp/trackback/42
ピックアップ
最新コメント
カテゴリー
ライブのお知らせ
ただいま予定がありません。
リンク
トラックバック
プロフィール
<< October 2019 >>
SunMonTueWedThuFriSat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
過去の記事